日々雑記Note

 

2017.3.12

終活セミナーへ講師派遣の報告です。

 

 町の地域包括支援センターが開催する元気ライフ教室の一環として、平成29年2月7日、21日、3月7日の全3回にわたり、終活セミナーが開催されました。その講師を当NPOの田中会員と山下会員が務めました。

 第一回は「人生の棚おろしと未来の準備」と題し、年金をはじめ預貯金に関すること、遺言等についてもわかりやすく、楽しい内容となりました。

 第二回は「もしもの時のために」と題し、介護、葬儀、お墓など、いざという時に大切な人たちが困らないように準備しておくことを資料等を使って説明しました。

 第三回は「“捨てる”から始めないお片付け」と題し、必ずしも捨てなくてもできるような、負担の少ない片付けの方法について、参加者の悩み等に答えながら説明しました。

 

3回を通して参加者は60名でした。元気ライフ教室は介護予防や生きがいづくりをテーマとしています。この終活セミナーが、参加者の方々のこれからの人生に少しでも役に立ち、安心して暮らせるまちづくりに寄与できることを願っています。

 

2017.2.15

第3回フォローアップ研修の報告です。

 

 平成29年1月28日、新宮町の委託事業として第3回フォローアップ研修をそぴあ新宮にて開催しました。「成年後見の動向(最前線)」と題し、「後見の杜」の宮内康二氏を講師に迎えました。後見利用促進法の施行に伴う自治体の動向と、今後の問題点を中心にお話ししていただきました。

 

 促進法によって、自治体による申立件数の増加が見込まれることと、申立の正当性の評価が必要になってくること、そのためには後見制度に関する正しい知識を持ったいわゆる「後見オンブズマン」が必要とされることを説明されました。また、後見制度の普及に伴って後見に関するトラブルの増加も懸念されることから、NPOとしても後見制度の啓発のみでなく相談に対応できる人材の確保がさらに急務となることを痛感させられました。

 

特に後見信託に関する問題は身近であるだけに、法定後見の申立には慎重にならざるを得ないという難しさも感じた研修でもありました。

 

非常に有意義な内容の研修で、23名の参加者の方々が熱心に先生の話に耳を傾けていました。

 

2016.10.5

第2回フォローアップ研修の報告です。

 平成28924日、第2回フォローアップ研修を、そぴあ新宮にて開催しました。この研修は、前回同様に新宮町の委託事業として実施したもので、「生活トラブルどうしたらいいの~トラブルの傾向と対策」と題し、元県消費者センター長の長澤正之氏を講師に迎えました。

 

 まず、最近消費者センターへの相談で多くなっている事案について説明がありました。「インターネットに関する相談」が多いこと、そしてネットで全世界とつながれることを悪用した他国からの勧誘による「越境相談」があること、またネットゆえ、クレームを挙げる・返品・返金についても難しくなっているとのことでした。

 

 次に、これから増えそうな詐欺として「マイナンバー詐欺」「認知症患者に対する詐欺」が挙げられました。時代の流れに乗った便乗詐欺には要注意です!そして、だまされたときに泣き寝入りしていては被害が拡大する可能性があるため、取り返しがつかなくなる前に相談してほしいとのことでした。

 やはり困ったときには早めに消費者センターに電話をかけるのが1番だそうです。大変勉強になった2時間でした。

 

 今回の研修では、32名の方に参加していただきました。内訳は第1期修了生10名、第2期修了生2名、外部参加者が20名でした。

 

2016.7.8

 第1回フォローアップ研修の報告です。

 平成2876日、新宮町の委託事業として第1回フォローアップ研修を、そぴあ新宮にて開催しました。「成年後見のすべてがわかる」と題し、「後見の杜」の宮内康二氏を講師に迎えました。

 後見にまつわる問題を中心に、宮内先生の経験から実例を挙げつつ、分かりやすく、かつ実際の後見実務に役立つ内容でした。

 まず「萎縮医療」については・・・

    医療現場における障がい者への対応が、まだまだレベルが低い事。

    後見促進法によって、医療に関する同意ができることを望みます。

    という内容でした。

 次に「代理権と同意権の違い」については・・・

    一緒くたにしがちな「代理権」「同意権」に関して、特に代理権が限定されている

    場合でも、同意権を使って金融機関での取引も可能である事。

    を解説して頂きました。

 非常に有意義な内容の研修で、33名の参加者の方々が熱心に先生の話に耳を傾けていました。

 

※次回のフォローアップ研修は平成28924日(土)10時からそぴあ新宮にて開催します。

 

2015.11.13

今日新宮町主催の地域サポート研修に参加。30名定員に42名が応募。関心が高い講座です。参加者は地域や福祉に関わって活動している方が多かったようです。講師はさわやか福祉財団の「阿部かおり」さん。関西弁の軽妙な口調で、楽しくそして的確に説明される有意義な研修でした。途中でnpo法人の説明をする時間をもらい我法人の紹介ができました。感謝です。

 最後の質問の時間に「市民後見人って何ですか。民生委員とどう違うのですか?」との意見が出されました。多くの方が”そうだ!そうだ!”と頷く姿が見られ、「次回資料をもって来ます。」と約束しました。後見人という”言葉がわからない”、”言葉は知っていてもよくわからない”が現状のようです。今年のNPOの課題は「広報」ですが、もっとしっかり広報活動を行わなければと心に誓った一日でした。(月猫)